それぞれの事情を抱えて雨の日に現実逃避している男子高校生と年上女性の恋物語。46分の短編作品ですが、2時間の映画を観たような満足感がありました。

新海誠監督の作品の特徴と言えば景色描写の美しさが挙げられるかと思いますが、冒頭から本当にきれいでグッと心をつかまれました。街の風景だけのシーンも見入ってしまい、それも満足感が高かった要因かなと思います。雨のシーンは雨音が心地よく、VRで鑑賞するのにもってこいでした。

自分の無力さ、子どもである現実にもどかしさを感じるタカオの10代特有の心情だったり、”歩き方を忘れた”大人のユキノの葛藤がどちらも切なく描かれています。

タカオとユキノが出会う庭園は新宿御苑がモチーフになってるんですね、行ってみたいなぁ。私もユキノの様に金麦を飲みながらあのベンチでのんびりしたい、と思いましたが実際の新宿御苑は飲酒禁止だそう。

小説(新海誠監督が執筆されています)では映画のその後も描かれているみたいなので、続きが気になる方はそちらも是非。